ネギ嫌いは肩身が狭い。お味噌汁編

お味噌汁には数々のレパートリーがあるが、だいたいどんなお味噌汁にもネギが入っているのが基本だ。食事に手を付ける前に、お味噌汁でサッとのどを潤したいところだが、ネギは容赦なく口の中に進入してくる。それを回避すべく、口をキュッとすぼめながら飲む。そうすることでネギを除けている。それはまるで即興の防波堤だ。数々のレパートリーの中でも、「このお味噌汁にネギが入っていると厄介だ。」というのは存在していて、今日はその厄介なお味噌汁をランキング形式で紹介しよと思う。

 

 

第3位 なめこととうふ

 

 

見つけにくさ:★☆☆☆☆ 除けにくさ:★★★☆☆

 

見つにくさこそ無いものの、なめこが纏うヌメヌメのせいで実に除けにくい。見つけたわいいものの、箸ですくおうものなら、なめこのヌメヌメのせいですべり落ちてしまう。そうこうしているうちに、とうふが型崩れし始める。なめこは結構好きなので、出来ればあのヌメヌメ感は残したいところ。ちなみに割り箸だと、この除けにくさは多少軽減される。

 

 

 

第2位 わかめととうふ

 

 

見つけにくさ:★★★★☆ 除けにくさ:★★☆☆☆

 

一見、見つけやすそうに思えるが、わかめに巻き込まれたネギの存在を忘れちゃいけない。わかめに巻き込まれたネギを、口に運ぶ前に発見することはほぼ不可能だ。口に入れて初めてそのネギの存在に気付き、そっと吐き出す。除けにくさはというと、わかめに張り付いたネギは結構しぶといのだ。対策としては、まず初めに勢いよく箸でお味噌汁をかき回しネギを浮かせ、沈む前にすばやくすくいあげる。この一択だ。

 

 

 

第1位 あおさ

 

 

見つけにくさ:★★★★★ 除けにくさ:★★★★☆

 

見つけにくさ、除けにくさ共にダントツトップ。まずそもそもに、ふわふわ広がるあおさの中から、同色のネギを見つけだすのは困難だ。事前にすべてを見つけ出し、取り除くことは不可能に等しい。除けにくさの方もなかなかのもので、除けるのならば、あおさをある程度犠牲にしなくてはならない。対策はなく、基本的にあおさのお味噌汁にネギが入っていたら口をつけない。私の鉄則である。

 

 

 

ひとまずネギは別盛りにするとか、少なくとも除けやすいように後盛りにするとか、そういう配慮が欲しい。外食などで定食を頼むとついてくるお味噌汁。私のお味噌汁茶碗のフタは除けたネギを置いておくための小皿と化す。通りすがる店員にその小皿を見られてるような気がしてならない。そんな目で見ないで欲しい。いつもそう思う。

 

ネギ嫌いはいつも肩身が狭い。

 

 

ネギが嫌いな方はぜひ、ネギ嫌いシリーズのバックナンバーもご一読ください。
【ネギ嫌いは肩身が狭い。山かけそば編】

【ネギ嫌いは肩身が狭い。ラーメン編】