方向音痴の法則
2017年8月16日 bogey
『方向音痴は地図が読めない』と勘違いしている人が多い。読めないわけではなくて『地図を見ている自分の位置が理解できない』のだ。少なくとも私の場合の話だが、同じように感じている人は多いハズだ。方向音痴の思考回路は地図のように複雑に交じり合っている。そのため、方向音痴の法則を簡潔に述べることは不可能なように思える。そこで、まずは方向音痴の生態をわかりやすくするため、方向音痴あるあるを挙げてみようと思う。
<方向音痴あるある>
■右左折を二度ほど繰り返すと方向感覚を失う。
■電車に乗車する際に自分なりに気を使って乗り換え口に近かったであろう方の車両にあらかじめ移動しておくがだいたい逆。
■上野駅や東京駅のように出口がたくさんある駅では特に、出口を間違えたあとの修正が利かず目的地に辿りつけない可能瀬が極めて高いため、出口の選定には慎重。(その出口を見つける勘も鈍いため看板を見逃さないように必死)
■方向音痴のくせに地図をあまり信用していない。
■地図をあまり信用していないというよりかは合っているのか間違っているのかが分からない不安が不信感につながっている。
■スマホのマップでは幾度試せど自分が向いている方向が分からない。
■スマホの向いている向きと自分が向いている向きが違うと混乱する。
■スマホの向いている向きにj自分が合わせようと自らグルグル回ってみたり、自分の向いている向きにスマホを合わせようとスマホをグルグル回してみたりして、まるでアホみたいじゃんとちょっと落ち込む。
■方向音痴な人のスマホもたぶん方向音痴。
■結果、スマホのマップだと余計迷う。(便利どころか二次災害)
お分かりいただけただろうか。方向音痴が方向音痴について解説したところで、結局のところ方向音痴にしか分からない文章になってしまったかもしれないが、方向音痴の人達には共感をいただけている気がするので、まぁ、それはそれでいい。
方向音痴の法則がはっきりしない以上、『方向音痴』に対しての解決策は出て来ないし、出てきたところで本当にそれで解決できるのかは定かではない。解決出来ないなら出来ないなりに、『方向音痴』が原因で起こる『道に迷う』『遅刻する』に対すしての対策くらいはある。『迷うことを前提に行動する』。これに尽きる。
方向音痴あるあるを挙げてみたはいいものの、一貫性や解決策はこれといって見出せなかった。ひとついうとするならば、おそらく方向音痴の人達は、『方向音痴』ということをさほど重要視していないという点が挙げられるかもしれない。
方向音痴は奥が深い。気がする。